尼崎の動物病院｜犬猫診療｜保護猫の不妊手術

ネコちゃんの葛藤行動は、異なる欲求や感情がぶつかり合っているときに見られる行動です。
たとえば、「触ってほしいけど怖い」「遊びたいけどリスクを感じている」など、矛盾する気持ちがネコチャンの中で生じている場合に、独特な行動として現れることが多いです。
具体的には、次のようなものが代表的です。

飼い主に近づいてきてすり寄るが、いざ触ろうとするとさっと逃げることがあります。
これは「触れられたいけど怖い」といった矛盾する気持ちによるもので、猫の気分が揺れているときによく見られます。

新しい環境や初めての状況に遭遇したとき、動きを止めてじっとすることがあります。
これは、「探索したいけれど怖い」といった葛藤が原因です。

飼い主に触れられたり、緊張感を抱いた瞬間などに急に自分の体をなめ始めることがあります。
これは「自己転位行動」とも呼ばれ、不安や緊張の緩和を図るための行動です。

餌皿や寝床に行こうとするが、途中で戻ってきたり、立ち止まったりする行動も葛藤の表れです。
新しいものや環境に興味がある一方で、不安や警戒心がある場合にこうした行動が見られます。

飼い主に甘えるような仕草を見せつつ、突然噛みついたり猫パンチを繰り出す場合もあります。
これは「愛情を示したいが、自分の領域を保ちたい」という葛藤が原因です。

ネコちゃんは一般的に、自身のテリトリーやルーティンを重んじるため、新しい状況や環境変化に対して強い感情を抱くことが多いです。
こうした葛藤行動は、ネコちゃんが自分の気持ちを整理しようとしているサインと考えられるため、飼い主としてはそっと見守り、安心できる環境を整えてあげることが大切です。

食欲がない、元気がない、体の一部を気にして舐める(毛をむしる)等、ストレスや病気の可能性もあるので、気になる事があれば何時でもご相談下さい。