ここでは新しくお家に迎えたわんちゃんの病気の予防について、どんなものがあるのかお話をさせていただきます。
混合ワクチン・狂犬病ワクチン・フィラリア症予防・ノミ・マダニ予防に関して詳しくは診療案内をご覧くださいね。
フィラリア予防は生後3カ月からのスタートとなります。生後半年までのわんちゃんに限っては、フィラリアに感染しているかどうか確認する必要はありません。(フィラリア検査はフィラリア成虫が分泌する抗原というものを測定する検査です。フィラリア子虫が成虫になるのに最低半年はかかるからです。)
子犬にはまず糞便検査をお薦め致します。腸に住む寄生虫は、寄生していても無症状な事が多いからです。
糞便検査の際は出来るだけ新鮮な便をお持ち下さい。乾燥させないようにラップで包んだり、ビニール袋などに入れてきていただけると有難いです。量は小指の先ほど有れば大丈夫です。
ワクチンなどで来院された際に、聴診で心臓に雑音がないか等を確認致します。先天性の心臓疾患は聴診でわかる事も多いです。
生後半年までの子犬の食事回数は、1日の必要エネルギーを3~4回に分けて与えて下さい。
特に小型犬の子犬では1日4回が理想的です。人間の赤ちゃんと似ていて、一度に胃に入れる事が出来る量は少ないので回数を増やしてあげる事が大切です。
子犬の下痢、嘔吐、食欲不振などは容易に低血糖に陥るため、調子がおかしければ早めの来院をお薦めします。
(低血糖・・・元気が無い、ふらつく、痙攣などがみられたら低血糖の可能性があります。危険な状態なのですぐ病院に行きましょう。)
他にも爪切りやお耳チェックのやり方など、よろしければ何でもご相談くださいね。