HOME >> ブログ >>> ワンちゃんのシャンプー

ワンちゃんのシャンプー

ワンちゃんのシャンプー

お散歩で外に行って汚れたり、換毛期で抜け毛がすごかったり、毛の根元に皮脂汚れが溜まり被毛がベタつくように感じたり。
ワンちゃんには独特の体臭があるため臭いも気になってシャンプーしてキレイにしてあげたい‼と思うことがあると思います。
清潔にすることで皮膚病やノミ、ダニから守ってあげる事もできますね。

かと言ってシャンプーのやりすぎもワンちゃんの皮膚には、トラブルの元になってしまう事がありますので要注意!
子犬、成犬、老犬など年齢、体調などに応じてシャンプーの頻度や方法なども違ってきます。

子犬の場合

予防接種の終わっていない生後三か月くらいまでは、全身シャンプーは避けましょう。
初めてのシャンプーは予防接種を終えて2週間ほど経ってからが良いかと思います。
ですが子犬は免疫力や体力も低いので無理はせず、体調の良い時にしてあげて下さいね。

ワンちゃんも初めての事にはドキドキです。いきなりシャンプーを始めずに、シャンプーをするお風呂場の雰囲気やシャワーの音、お湯が体にかかる事にゆっくりと慣れさせてあげて下さい。

苦手意識を持ってしまうと、シャンプーどころかお風呂場に近づくことさえ嫌がるようになってしまうので、焦らずゆっくりと慣らしていくことが大切です。

お風呂場で遊ばせたりおやつをあげる等、お風呂場が怖い場所ではないと覚えさせる
少量のシャワーの音から聞かせ、水の音に慣れさせる
顔から遠い後ろの足先やお尻から濡らしていき、体が濡れる感覚やシャワーで洗うことに慣らす

成犬の場合

シャンプーは月に1回、多くても2回程度で十分です。洗う前にはしっかりとブラッシングを。からまった毛をほどいておくようにしましょう。
いつもきれいにしていたいからと頻繁にシャンプーをするのはよくありません。
過度にシャンプーをすると必要な皮脂まで流れてしまい、乾燥などでフケやかゆみが出たり皮膚トラブルに繋がる可能性があります
またワンちゃんの皮膚は私たち人間の皮膚よりもとても薄くデリケートなので、ゴシゴシと強く洗わずに指でマッサージするように優しく洗ってあげて下さい。
皮膚を傷つけると細菌やアレルギー物質が体内に入り込み、細菌性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎を引き起こす可能性が高くなります。
シャンプーの泡が残っているとそれもまた皮膚トラブルの原因になりかねません。洗い残しが無いようにしっかりと流してあげて下さい。

老犬の場合

高齢になると体力が衰えてくるので、シャンプーをすること自体がワンちゃんの負担になってしまいます。
皮膚疾患を抱えている子の場合は、症状によって使用して良いシャンプーの種類や頻度も異なってくるのでかかりつけの獣医師にご相談下さい

状態によっては無理なシャンプーはせずに温めた濡れタオルで拭いてあげたり、ドライシャンプーなどを使うというのも良いでしょう。獣医師と相談の上でワンちゃんのその時々の体調を考慮してシャンプーを行うか判断する事をおすすめします。


シャワーの温度は37度くらいが適温 手で触った時にぬるいと感じる程度の温度です。
お湯の温度が高いと体に熱がこもり熱中症になる恐れがあります。もしもワンちゃんの呼吸が早くなっていたりしたら熱中症になりかけているサインなので、すぐにお風呂場から出して涼しい場所へ移動させてあげて下さい。

シャンプー剤は必ず犬用のものを使用しましょう 人間用のシャンプーやボディソープではワンちゃんの皮膚には刺激が強すぎますし香料などには好ましくない成分が含まれている物が多いため使用しないでください。
私共アップル動物病院でも以下のようなシャンプーを取り扱っておりますので宜しければお気軽にご相談ください。