こんにちは!!
今日は、犬と猫の肛門嚢(肛門腺)のケアについてお話ししたいと思います。
目次
- 01|肛門嚢(肛門腺)とは?
- 02|肛門嚢炎の原因と症状
- 03|肛門嚢のケアの方法
- 04|肛門嚢のケアのメリット
肛門嚢(肛門腺)とは?
肛門嚢とは、肛門の両側にある小さな袋で、臭い分泌物を溜めています。
この分泌物は、排便時に一緒に出ることで、自分の匂いを主張したり、他の動物とコミュニケーションをとったりする役割があります。
しかし時々、肛門嚢が詰まったり、炎症を起こしたりすることがあります。
またひどい時には、破裂をおこし外科的な縫合が必要な場合もあります。
これは、肛門嚢炎(肛門嚢破裂)と呼ばれる疾患で、犬・猫にとって大変不快で危険な状態です。
これは、肛門嚢炎(肛門嚢破裂)と呼ばれる疾患で、犬・猫にとって大変不快で危険な状態です。
では、どうすれば肛門嚢炎を予防したり、早期に発見したりできるのでしょうか?
ここでは、肛門嚢のケアの重要性と方法について、以下のようにまとめてみました。
肛門嚢炎の原因と症状
肛門嚢炎の原因は、肛門嚢の分泌物が正常に排出されないことです。
これは、食事や運動不足などによる便秘や下痢、アレルギーや寄生虫などによるかゆみや炎症、過度な舐めや噛みなどによる外傷などが原因で起こります。
肛門嚢炎の症状は、肛門周辺のかゆみや腫れ、臭い分泌物の漏れや血液の混入、肛門を地面にこすりつける仕草(スクーティング)、排便困難や便失禁などです。
これらの症状が見られたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
※特にかかりやすい年齢や季節はありませんが、トイプードルやチワワなど小型の室内犬によく見られる疾患です。
肛門嚢のケアの方法
肛門嚢のケアには、予防と治療があります。
予防には、食事や運動を工夫して便通を良くすることや、定期的なシャンプーやトリミングで肛門周辺を清潔に保つことが大切です。また、犬・猫が舐めたり噛んだりしないように注意しましょう。
治療には、動物病院で肛門嚢を絞って分泌物を排出することや、抗生物質や消炎剤などの薬を処方してもらうことがあります。
場合によっては、手術で肛門嚢を切除する必要があるかもしれません。
肛門嚢のケアのメリット
肛門嚢のケアをすることで、犬・猫は快適で健康な生活を送ることができます。
また、飼い主さんも犬・猫とのコミュニケーションが楽しくなります。
さらに、肛門嚢から出る臭い分泌物が家具やカーペットなどに付着することを防ぐことができます。
以上が、犬と猫の肛門嚢のケアについての説明です。
肛門嚢は犬・猫の大切な器官ですが、同時にトラブルのもとでもあります。
犬・猫の健康を守るためにも、飼い主さんは肛門嚢のケアを怠らないようにしましょう。