犬ではよく知られているフィラリア症(犬糸状虫症)ですが、猫にも寄生するのはご存じでしょうか?
フィラリアは蚊によって媒介される寄生虫です。皮膚から体内に入り、血流にのって肺動脈や心臓に寄生します。
猫は犬より、フィラリアが血管閉塞を起こしやすく、突然死にいたる事もあります。また、呼吸困難や咳、嘔吐など様々な症状がみられます。
もし感染してしまった場合、成虫駆除薬自体が副作用が強かったり、その間に死滅した成虫が血管を閉塞することがあるため、安全性の高い治療法はありません。
また猫では犬よりも診断が難しく、犬用の抗原検査キットで検査しますが、寄生数やフィラリアの性別などによっては、感染していても陰性と出ることがあります。心臓エコー検査でも
100%の検出率はありません(40~78%といわれています)。
なので、感染しないよう予防が大変重要となります。
予防は外用薬でおこなっております(詳しくはスタッフにお尋ねください。)。
4月から12月まで毎月1回、予防薬を投与し、フィラリアから猫を守りましょう!